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RAMとROM…メモリとメモリー?一緒やないの?
それぞれRAMとROMと呼ばれ、実は似て非なるもの...赤っ恥かかないうちにちょこっと読んでみてください!
今回はメモリのラム(RAM)ちゃんとメモリーのロム(ROM)ちゃん、2人の掛け合いを楽しみながら進めていきたいと思います。
或る日のラムちゃんとロムちゃんの会話
ラムちゃん「きいてきいて~ロムちゃん~」
ロムちゃん「どないしたん?ラムちゃん?」
ラムちゃん「今、あたし、スマホさんのお世話してるねんけど、8GBもあんねんで~高性能じゃない~!?動きサクサク!」
ロムちゃん「何言うてるん、あたしも今、スマホさんお世話してるけど128GBやで、ラムちゃん、全然やん」
ラムちゃん「…」
で、一体何なのだ?RAMとROM
ラムちゃんとロムちゃんでこんな会話がされているかどうかはさておき。
ここに出てくるラムちゃんはメモリのRAM。
RAMとは「Random Access Memory」の略で、作業用の主記憶装置。
英語と漢字が多いとわかりにくくなりますね。
簡単に言えば作業机です。
大きい作業机(RAM)であればあるほど、一度にその机上で行える作業量が多くなります。
つまり、タスクを沢山立ち上げていても動きが鈍らないスマホなどはラムちゃんがハイスペックでサクサクお仕事してくれるから。
ここまでは大丈夫でしょうか?
かわって、お次はロムちゃん。ロム=ROMはメモリーやストレージと呼ばれるもの。
「Read Only Memory」の略で、その名の通り、書き込みは不可で読み出し専用のものになります。
CD-ROMのROMは、ロムちゃんのロムです。
ラムちゃんのライバルみたいな、対義語で使われてしまうのでロムちゃんの立場が非常にわかりにくくなっているのですが、スマホで言うところのストレージ。これがロムちゃんに当たります。
また別の日のラムちゃんとロムちゃんの会話
ラムちゃん「あたしさ、こないだ頑張って作業してたんやけど、いろんなことやりすぎて結局作業遅くなってしもて…スマホさんのクライアント、いらいらしとったなぁ。」
ロムちゃん「ラムちゃん、ちゃんとせなあかんって~!ラムちゃんがいっぱいになってもーたら、クライアント勘違いして、メモリいっぱいやから消さな!とかって言うてあたしの中身めっちゃ消すねんから~かんべんしてほしいわぁ~」
ラムちゃん「…」
名前はにてるけど役割が違うの!
そう、ラムとロム。
よく勘違いされるのが上記の現象。スマホが重くなった時、メモリがいっぱいだからクリーンアップしてください、なんていう通知が出たことないですか?
これは、ロムちゃん(保存領域)ではなく、ラムちゃん(作業机)がいっぱいになっているから!
ラムちゃんの容量が減ることにより、作業机がいっぱいになっていて効率が下がっている状態。
なので、放っているアプリやタスクなどを終了させて、ラムちゃんを動きやすくしてあげてね!
ってことなんですが…
よく勘違いされるのは、保存領域の容量がいっぱいになっていてスマホが重い!と思われていること。
多少なりとも、動きの面で影響はあるかと思いますが、保存領域を増やしたからと言って劇的に変化はしないかと…
そんなときはラムちゃんの作業台をクリーンナップして片付けてあげてください。
ラムちゃんとロムちゃんの仲直り
ロムちゃん「ラムちゃん、ごめん、うち今まで勘違いしとったわ…」
ラムちゃん「どうしたん?」
ロムちゃん「あたしずっと、ラムちゃんとは双子やと思ってたけど、じつは親戚の子ぐらいちゃうもんやってんな…」
ラムちゃん「ロムちゃん、せやけど、うちら、結局おんなじように扱われること多いし、今やってスマホさんのお世話一緒にしてるやん?それでええんやないの?」
ロムちゃん「ラムちゃん!今まで酷い事ゆーてごめん!」
ラムちゃん「ロムちゃん!」
こうして二人はスマホさんのお世話をしながらしあわせにくらしましたとさ。めでたしめでたし。
というような具合になんとか必死でうまくまとまりましたね。ふぅ。一時はどうなることかと
少しはRAMとROMの違いをわかっていただけましたでしょうか?
この違いというのがわかりづらいと言いますか、混同して記載されていることが多く、現に数年前の某経済新聞でも、RAMとROMを混同した記事が掲載されたり、巷の会話で「ん?」ってなる会話を聞いたりすることがありますが、
まぁまぁ、あ~まちがえてはるわ~ぐらいできいてあげてください。
仲のいいご友人が間違えていたら、
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10円拾った程度の幸せは得ていただけると思います。
長々と説明してまいりましたが、今回はこのへんで!
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